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最初に,ガイドラインを読み,新人看護職員研修を取り囲む人々と自分の位置・役割を理解することからスタートします。そのことで,自部署および病院組織全体の理解,新人看護職員研修の全体像(組織図)の理解,かかわりあう人々(構成要員)が理解できることを目的としています。
次に,日常における指導(現状)の疑問や課題と認識している点を抽出します。課題は理想(あるべき姿),目標とする状態とのギャップであるといわれているため,帰納的に「理想とする姿・目標」を再確認し明確にしてみます。この工程で,疑問・課題と考えている事項は自身の思い込みや不満など感情だけで抽出されたものではないのか? 自問自答する時間になります。
課題が抽出されたら対応策を考えていきます。この場合は一人で考えるより複数名で考えるグループワークを行います。チームで問題解決する過程を経験し,自身の考え以外の考えをどのように捉え,対応していくのかを学びます。そして,課題の対応策を検討するとき,どこに問題があるのか? 先に検討した組織全体のどの部分に問題があるのか? 構成要員のどの部署・人に問題があるのか? もしくは,協力・理解を求めるのか? 意識しながら対応策の立案を進めます。さらに,対応策を実践するためにどのように進めていくか全体を俯瞰しつつ,現場目線も意識し進めていくことを目的にします。グループワークではこのワークに対し,どの程度参加できるか自分自身の参加姿勢も客観的に見ていきます。自分自身や他者の参加姿勢を客観的に見ることで新人や指導者の理解,職場での業務や会議への参加姿勢から他者理解へつなげることも目的とします。
最後にグループ毎に発表をしてもらいます。発表毎に講師自身の経験や事例を通してコメントをさせていただきます。
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講
師 |
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杉元佐知子先生 |
奈良県立総合医療センター 副院長兼看護部長
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【講師からのメッセージ】 日常の看護計画のように問題点、ケアプランの立案、実践という流れでなく、組織の存在からじっくり考え新人を取り巻く環境や関係する人を客観的に見つめ、新人を育むために教育担当者として考えることは何か?を一緒に学んでいきましょう。 |
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※会場は変更となる場合がございます。予めご了承ください。 |
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【本セミナーの目標】
● 安易に日常の感覚だけで課題を抽出し対応策を立案実践しようとせずに,問題が何であるのか?を解明する視点の重要性を理解しましょう
● そのために組織全体の理解,現場の理解,自身を含む個人の理解が必要であることを事例や グループワークで学び,新人教育担当者としての役割を理解(行動)できるようになりましょう
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9:30〜16:30
● オリエンテーション
● 講義 1.医療環境の変化を考える 2.ガイドラインから新人看護職員研修の体制と各役割の理解
● 講義 1.体制作りと運営 2.組織(自施設・自部署)の理解
● グループワーク(途中休憩あり) 1.自施設の課題抽出 2.対応策の立案
● 発表
● 質疑応答・まとめ
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※上記内容・進行予定は,変更する場合があります。 |
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