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コメディカル・研修医・一般臨床医のための
糖尿病治療ハンドブック
-基本的な考え方とその実践・心理的アプローチ-
編著代表 永淵 正法
安西 慶三・南 昌江 他 編著
B5判/320頁 2色刷
定価:4,700円+税
ISBNコード:978-4-287-11100-0
 本書では,コメディカル,研修医,一般臨床医を対象に,糖尿病治療のための基本的な糖代謝の生理学,インスリン応答性から始まり,糖尿病の成因,診断基準,三大合併症から食事療法,運動療法,経口糖尿病薬,インスリン治療,心理的なアプローチ,さらには地域提携,詳細な合併症対策などの実践的な内容を,多くの専門家の協力によりわかりやすく解説する。糖代謝では,最近注目されている食事の刺激によってインスリン分泌を促すインクレチンについても取り上げている。


本書の内容

〔解剖・生理〕
インクレチンが関与する糖代謝,インスリンの解剖学的・生理学的な側面を解説。
〔診断と治療〕
検査の基準値を具体的に示し,日常臨床に活用できるよう配慮した。また,糖尿病の診断基準も示す。
〔合併症〕
糖尿病に特徴的ないわゆる三大合併症をはじめ,さまざまな合併症についての基礎知識を解説する。
〔治療としての心理的アプローチ〕
心理的アプローチのための行動療法を含め,患者心理とその治療方法について詳述する。
〔経口血糖降下剤〕
糖尿病の薬物療法に用いられる各種薬物を挙げ,その特徴と用量,使用・併用上の注意点を述べる。
〔インスリン〕
インスリン療法の基本を解説する。
〔全身管理〕糖尿病患者にみられる三大合併症(網膜症,腎症,神経障害)をはじめ,糖尿病に合併する各種疾患や全身障害の管理のポイントを,それぞれの専門家がわかりやすく解説する。
〔地域提携〕
糖尿病専門医,コメディカルや一般臨床医が連携して優れた診療レベルで患者を診療できるシステムの構築について,その概要や今後の課題も含めて紹介する。
〔先端医療〕
インクレチン関連薬剤,膵移植,膵島移植,膵島細胞の再生医学など,糖尿病治療の進展を紹介する。